犬の歌

シンガーソングライターで、どうぶつカメラマンの染矢敦子。犬の歌、犬の写真、犬のお話のページです。

愛犬を亡くした時のこと

 

風音(ふうと)が急にお空へ逝ってしまった時のこと

 

ざっくりと書くと

咳が止まらなくなって病院に行って

心臓は正常と言われ咳止めの注射を打ってからおかしくなって

次に病院に行った時は、心臓の何かが破れていると言われました

入院させないと死んでしまうということを言われましたが

病院で死なせたくなかったので連れて帰りました

その日の夜、風音は死んでしまいました

 

治したくて行ったのに

死を早めてしまったかもしれない

咳はしてたけど元気だったのに

連れて行かなければよかった

自分を責めました

 

連れて帰ったことは後悔していません

腕の中で逝ったので…

 

 

ブログを読んで下さってるご近所さんが昨夜

風音(ふうと)にお花を持って来てくれました

 

私も知ってる前のワンちゃんも注射をした後に

亡くなったそうです

長い間つらかったとおっしゃっていたので

とても迷っていたのですが

ここに書いてみることにしました

 

 

決して誰かを責めたい文章ではありません

事実だけを書きますが、あくまでこれは私の捉え方と感じ方です

注射の後ですが、それが原因だと言い切ることもできません

 

同じ経験をした方との共感や

今後の参考になればという気持ち

そして何より私が書いておきたいと思ったから

 

以下、詳しく書いてみます

 

 

【咳が出始める、老化かな】

 

風音はちょうど12歳になったぐらいだったでしょうか

2016年の春ぐらいから咳がでるようになりました

 

夏の間はかなりおさまっていたように思います

 

老化かなとあまりおおごとにとらえていなかったし

先住犬たくとの時、動物病院ではいろいろ嫌な思いをして

もちろん良い獣医さんもいたのですが

なるべく動物病院には連れて行きたくないと思っていて

様子をみていました

 

この冬、また咳が出始め

でもやっぱり様子を見ていたんです

 

 

【最後の4日間】

 

2017年1月24日

朝から咳が続いてとまりません

元気だしご飯も食べるけど

心配だしこのまま夜も続いたらと思い

夕方、もう何年も前になるけどいろいろお話したこともあり

風音も連れて行ったことがある近くの動物病院に連れていきました

 

聴診器をあて「心臓は正常ですね」

「気管支だと思うので、咳止めの注射を打って様子をみますか?

詳しくレントゲンと血液検査をしますか?」

 

とてもとても迷ったのですが

心臓が悪くないと言われたので、ホッとして

咳止めの注射だけをして帰ることにしました

 

咳は止まって、ホッとしたのですが

ふらふらしてて、なんだかきつそうで

でもただの軽い副作用と思っていたんです

 

1月25日

お昼ぐらい

水を飲んだ途端、むせて

それから呼吸があらくなって

すごくすごく苦しそうになったんです

その動物病院はこの日、お休みで

様子を見て、次の日に連れていこうと思っていました

 

1月26日

少し落ち着いて日向で朝から寝ていました

食事は注射後からできていないので

砂糖を入れないプリンを作ると少し食べてくれました

そのプリンを作ってる間、食べてくれた時

私は本当に幸せな気分になっていました

 

副作用がとれてきたかなと思って…

 

でも夜からまたとても苦しそうなって

次の日の朝、病院に連れて行くと

心臓の何かが破けている

この前はなかったのに

心臓の何かを引き起こしていると言われました

 

入院させないと確実に死んでしまうようなことも言われ

まさかの自体に動揺して、何がどうなっているのかわからず  

電話してもいいですか?というと

そんな余裕はない、すぐにレントゲンをとって

酸素の何かをしないとと言われたので

「ここで治療したら治りますか?ここで死んでしまうということはないですか?」と聞くと

「それは約束できません。ロボットじゃないんですから」

 

動物病院で死なせたくはなかったので

 

「連れて帰ります」

私は言いました

 

最初に来た時に検査していたらこんなことにはなっていなかった

と言われ、それも自分を責める材料になりました

 

「注射がきっかけですか?」と聞くと

「違います」と言われました

治療や診断の方には、はっきりした答えを出さないのに

そこは断言するんだと、心で思いました

 

今の世の中、小さなこともおおごとになったりするから

先生も大変なんだろうけど

わかるけど

人と人、ここには消えそうな愛犬の命がある

その時の獣医さんの言葉や対応はとてもつらいものでした

 

1月27日 21:25頃

家族団らんの中

私の腕の中で、夫に撫でられながら

風音は逝きました

 

 

【後日、他の獣医さんに聞く】

 

身内が働く動物病院が県外にあります

12月の初めに連れて行く予定だったのですが

行かなかったんですね

 

その先生に結果もあわせて詳しく話すと

診察してないからはっきりは言えないけど

心臓の周りに血がたまっていく病気だったんじゃないかな

ガンかもしれないけど

血がたまってるだけなら

血を抜いて、また数ヶ月様子を見てとか

血をたまりにくくする薬もあるとの話でした

 

最初の診察で心音の異常に気づけなかったかな

自分だったらこの症状なら気づけなくても

別の方法で調べる

でも病院の設備もそれぞれ、獣医によって見解も違うから

というようなことを言われました

 

正直に言うと、風音を連れて行った獣医さんを恨む気持ちが生まれました

何より「ロボット」という言葉が出てきたことが許せなかったです

ロボットなんて家族が思うはずはない

生きててほしい、愛している命なのに

 

でも今はもうそんな気持ちはないんです

いろんな条件が重なり結果になる

獣医さんも命を救えず

本当はとてもつらかったかもしれない

私の伝え方が悪かったかもしれない

もう風音の身体は限界だったのかもしれない

一つだけ、一人だけが悪いことなんてないんだから

 

何より私が人を恨んで生きることを風音は望まない

 

私が軽視せず、12月の初めに予定通り連れて行っていたら

あの日が最後のチャンスだったんだなと今では思います

 

ネットでいろいろ調べたら

小型犬や老犬の注射は怖いんですね

少しは知っていたのですが

まさか自分の犬がこんなことになるとは

思いもしなかったです

本当の原因かどうかはわかりませんが

 

 

【相談すること・頼ること】

 

風音を生まれた時から知っていて

定期的に会っていて

動物とたくさん関わって来た友人に

「風音、急に歳をとってきたね

心臓が悪いかも、覚悟しとった方がいいかも」

と言われたのは2016年の年末です

 

この言葉をもっと重く受け止めていれば…

 

風音のしつけなど相談したこともある

犬の専門家の友人にも

「咳は心臓の場合があるからね。病院で診てもらった方がいいかも」

と言われていました

 

その2人にも

親にも

風音の咳がとまらなくなった日

相談していないんですよね

最初に書いた友人は連絡をすれば来てくれたと思うんです

 

やっぱり軽く考えていたことと

迷惑かな、できるだけ自分で、その妙な遠慮

 

もし連絡をしていれば結果は違っていたかもしれません

 

 

【気づいたこと】

 

注射には慎重にならないといけないこと

 

深刻になりすぎてもいけないけど

軽視しすぎることもよくないってこと

 

友人や親に頼ることの大切さ

 

健康診断みたいな、病気になる前に

たまには動物病院に診てもらってた方がいいということ

 

 

日々、私たちは選択して生きている

小さな判断が大きな結果の違いになることがある

だからってビクビクしていても仕方ないんだけど

 

もう風音は帰ってこない

私の選択が違っていたら

まだここにいたかもしれない

もっとしてあげられることもあったはず

 

数日間いっぱいいっぱい後悔して泣いて自分を責めました

でももう自分を責めることは止めました

 

思い出す風音は、良いお顔で、楽しそうで

いつもいつも、私のことが大好きだったと気づいたから

 

私が一目惚れした風音は

かわいいかわいい、私の弟

ずっとずっとずっと大好きだよ